― 外国の日本地図 1 ―
 
 
 
これはポンピドゥーセンターの床に印刷された巨大な世界地図の日本の部分。この地図では北方領土はロシア領になっている。僕が海外でその事を確認しようとして目を通した地図は全部このように表記されていた。残念ながら日本の領土であるはずの歯舞、色丹、国後、択捉は世界的にはロシア領として認識されてしまっている。
今さらあらためて書くまでもないが、歯舞、色丹、国後、択捉の北方四島はソ連が第二次大戦終結1週間前、日本が降伏するのを知りながら不可侵条約を一方的に破棄、宣戦布告して不法に占拠している日本の島。あまりにも卑怯なやり方でロシア人はそこに居座ってる。しかしソ連は第二次大戦では戦勝国。「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉が日本にはあるけど他国の人は日本人よりももっと強くそう考えてそうだとこちらで生活するうちに思えてきた。日本には一方に「敵に塩を送る」という価値観・美意識もあるし。とにかく勝てるのなら混乱に乗じたり弱みに付け込んだり、どんな卑劣な手段も有り。だから他国の人は戦争に負けた日本が勝ったソ連に領土を奪われるのは当たり前と思ってるんじゃないかと思う(その前にほとんどの人がそんな事知らないんだけど)。
しかしそうは思っても腹が立つ。「いつかは仕返しをしてやらねば。」と頭に血が上りやすい僕は外国で日本地図を見る度に思ってしまう。
 

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